広島県「世界トップ10を目指す!観光プロジェクト」研究修了

目次

祈りを、街の活力へ。

広島から世界トップ10へ導く「BLOOM TOGETHER構想」
―― 観光プロジェクト研究員としての10ヶ月とその先へ ――

2025年6月から2026年3月にかけて、
広島県・広島県観光連盟・三井不動産株式会社・事業構想大学院大学が共同で実施した

世界トップ10・日本トップ3の観光県を目指す!
事業構想プロジェクト研究

に、研究員として参画させていただきました。

応募多数の中から選出された18名の研究員は、それぞれが自身の仕事を持ちながら、約10ヶ月にわたり「広島を世界トップレベルの観光地へと導く事業構想とは何か」を問い続け、研究と実践に取り組みました。

本プログラムでは、約80時間に及ぶMPD(事業構想修士)プログラムを通じ、クリエイティブな発想とバックキャスト思考を行き来しながら、持続可能な事業として成立させる難しさと向き合い続けました。

また、個人の事業構想に加え、4.5名1組でのグループ事業構想にも取り組み、多様な視点を融合しながら、現実社会で機能する構想を形にしていく経験を重ねました。

2026年3月19日、ひろぎんキャリア共創センターにて個人およびグループ双方の最終発表を終え、無事に修了式を迎えることができました。

ご指導いただいた大和茂先生、樫野孝人先生をはじめ、事業構想大学院大学福岡校の事務局、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

構想の背景にある想い

私は車椅子で生活し、また長年にわたり親と自身の介護と向き合ってきた当事者として、介護や福祉の現場が、社会とどこか分断されつつあるように感じています。

特にコロナ禍以降、
介護に携わる方々、高齢者や障害のある方々と、社会との距離は広がり、その関係性が見えにくくなっていると実感しています。

本来、福祉は支えられる側・支える側という関係にとどまるものではなく、家族 地域社会の中で自然に関わり合い、価値を生み出す存在であるはずです。

もし、介護や福祉に関わる人々と社会が、観光や企業活動を通じてゆるやかにつながり、互いに関係性を持てるようになれば、生きがいや役割が生まれ、誰にとっても、安心してより暮らしやすく豊かな社会になるのではないかと考えました。

その想いから本構想では、観光・企業・福祉が分断されるのではなく、一つの循環としてつながり合う仕組みを設計しています。

人の想いが人へと届き、
行動となり、価値となって社会に還っていく。

その循環を、広島という地から形にしていきたいと考えました。


弊社の事業構想について

私自身は、広島に帰郷して28年の経験と、平和への想いを軸に、

広島 BLOOM TOGETHER構想
BLOOM LOOP バイタリー Redプロジェクト
〜 祈りを、街の活力へ。NFCがつなぐ広島発のESGP共創モデル〜

を発表いたしました。

本構想は、広島に内在する「赤」を象徴とし、
平和の記憶を祈りとして留めるのではなく、

街の活力と参加へと昇華させる「新しい平和事業」として、広島の町そのものをメディアとして再設計するものです。

2027年秋をひとつの節目とし、
赤い花やフラッグが街に広がり、

祈りと活力(Vitality Red)が共存する風景を創出することを目指しています。


この構想の新しさ

この構想は、従来の観光や平和発信とは異なり、以下のような新しい価値を生み出します。

・祈りを体験で終わらせず、街の活力へと循環させる仕組み

・観光・福祉・経済が分断されず、同時に回る構造

・街そのものが参加型の舞台となる新しい観光の形

観光客は「訪れる人」ではなく、広島の赤が彩りになる風景を共に創る「主役」となります。


共創型プロジェクトとして

この構想は、一企業の事業として完結するものではありません。

広島県が世界トップ10・国内トップ3の観光県を目指すために、行政、企業、地域、市民、そして来訪者の皆様とともに 広島全体で育てていく共創型のプロジェクトです。


グループ事業構想について

グループ(4名)では、広島空港を起点とした観光導線の再設計に取り組み、特に台湾からの来訪者と地域との「深いつながり」を生み出す体験設計を検討しました。

また、台湾の方々への仮説検証では、インフルエンサーの方のご協力を通じて、189名もの皆様から熱意あるアンケート回答をいただき感動しました。広島にとって台湾・韓国市場は今後さらに可能性のある領域であり、オンライン上でも温かく深いつながりをいただけたことは、私たちグループにとって大変印象深い経験となりました。この出会いを、今後の広島の観光発信に生かしていきたいと考えております。

単なる観光ではなく、地域との関係性を育てる新しい観光のあり方を模索していきます。


これからに向けて

この10ヶ月は、研究仲間と広島の未来をどう創るかを本気で考え続けた時間でした。

今後は、この構想を一過性のアイデアにとどめることなく、広島県・広島市・企業・地域の皆様とともに、現実のプロジェクトとして社会実装していきたいと考えております。

本構想にご関心をお寄せいただける皆様、またご一緒できる可能性を感じてくださる皆様がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡いただけましたら幸いです。
構想の発表資料をご希望の方は、どうぞご連絡ください。広島への想いとともに、丁寧にお届けさせていただきます。


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